eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一月~初冬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「じゃん」

 

 

 

 

 

 


『低』

 

 

 

 

 

 

 


「「「「…………」」」」

 

 

 

 

 

 

 


「これってさ…」

 

 


「去年繋がり⁈」

 


「えーー、俺は!
テミンは!
高く飛びます!
今、そう思えます!
そのために力を貯める期間の低!
これにしました」

 


「「「「ふーーーん」」」」

 

 


「俺、高校辞めたいと思ってた」


「テッッ、テミン⁈
何、急に?
説明して」


「友達もいるような、いないような
微妙な毎日だし
バイトもしてないから
みんなの助けにもなれない


やりたい事もよくわからない」

 


「テミン」

 


「俺も働きたい」

 


「テミン、高校に入る時
約束したな
必ず卒業するって」

 


「うん」


「この先、テミンがどう進むかは
まだ、わからない

 

だけど勉強をしっかりしていれば
お前の力になればこそ
損になる事は決してない」


「うん」

 


「バイトして成績が下がるようなら
すぐに辞めてもらう」

 

 

 


「うん、、、
え?
いいの?


バイトしても?」

 


「…いい


しかしな、働くってのは辛い事だぞ
テミンに辛い思いはさせたくないが
その時が来たと思う


テミン、お前は約束は守る奴だ
俺は知ってる


みんなも知ってるな


今度の約束は家族全員との
約束だ」

 


「はい」

 


「テミナがバイトかよ~
大丈夫かな
社会に放して」

 


「キー、お前がテミンの監督係だ」

 


「「ハアア???」」

 


「お前がテミンのバイト先を
リサーチして
ゲットしてきてくれ」

 


「なんでよ!!
なんで俺?」


「やだーーー!!
キーヒョンが監督なんてやだあああ」

 


「黙りんしゃい!!!


いいか、この条件が飲めなければ
今の話しは無しだ!


キー君、君は俺に借りがある!
忘れたのかね?
言う通りにするように


以上!!」

 


ズシャッと立ち上がり
書初めを回収したオニュは
去年の書初めの上に新しい書初め
画鋲で留め付け始めた

 

 


オニュの『貯金』の上に『貯金』
ジョンヒョンの『大志』の上に『夢』
ミノの『気合い』に『起』
キーの『頂上』に『彩』
テミンの『高』に『低』

 

 

 

 

 

 


「オニュヒョンってさ
天使みたい、とか言われてるけど
なんか、色々みんなの弱点握ってそうで
ヤバいよね」


「キーを黙らせる程の貸しってなんだ?」


ヒソヒソと話すミノとジョンヒョン

 

 

 


「…じゃ、、、僕が探すわけね、
テミナのバイト先を」

 


「よろっしゃあああっっす」


「……ハアッ
マジかあぁ…」

 


満面の笑みで
「あんまり汚い所はやだよ?
あと、ぺこぺこすんのも無理


そんで、時給が高いとこ!」

 


「……ハアッ」

 

 


お互いに墨の付いた筆で
顔に動物の髭を描き入れ
遊んでいるジョンヒョンとミノを
眺め
キーはコタツに突っ伏した