しゃいに兄弟の砂時計 4

一月～初冬

「よし！じゃ、次行くか
ジョンヒョン君、見せて」

「俺のはね…
オニュの後でコレって
なんか恥ずかしいな」

『夢』

「ドンピシャ」

「黙りんしゃい、テミン君」

「…夢を忘れずに夢と生きたい、
そんな気持ちを込めました…」

「ヒューヒュー」

「テミン君、やめなさい、ね？
いいじゃん、夢、無かったら
灰色の人生だもん」

「なんで灰色なの？
黒でもいいじゃん」

「ゴホン、では！！
次！
ミノ君、見せて」

「はーーい！
ジャン！！」

『起』

「「「「ああああ！！！」」」」

「そうだね、ミノは新聞配達奨学生だもんね」

「うん、あと少しね
頑張る！」

「偉いぞ！ミノ！
続けるお前を尊敬してるぞ
みんなで応援するからな！」

「ありがと！」

ミノは
テミンの頬をムニーと引っ張りながら
鼻の頭を舐めた

弾けるように仰け反り
「ちょ！！
この人、なんとかしてー！！」

「いいじゃないのぅ
テミンく～ん♡」

「やに決まってんでしょーがよ！」

「うるさいぞ
舐めさせてやんなさい

じゃ、次はキー君ね
見せて」