eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

キー君の事件簿

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああー!
何これーー食べていいの~?」

 

 

 


冷蔵庫に頭を突っ込んだテミンが叫んだ

 

 

 


「なになに~~?」

 

 

 


ソファで寝転んでいたジョンヒョンが
素早く起き上がり
テミンの横から冷蔵庫を覗きこんだ

 

 

 


「すっげ!
デッカ!
巨大!メガメガ!」

 

 

 


庭でサウナスーツを着込み
縄跳びをしていたミノが聞いてきた

 


「何だ?
何がメガ?」


テレビの前で長々と横になり
右手で頭を支えていたオニュが
頭だけで振り返り

 

 

 


「目?
目が巨大?ミノ?」

 

 


「見たいなー見たいなー
中身が見たいなー


ジョンヒョン開けて♡」

 


「え、ええ~~…
やだよ
開けていいのか、わかんないもん
自分でやれよ」

 


「オニュヒョン~~
開けてえ~~♡」

 


「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつ くうねるところに
すむところ」

 

 


「ミノヒョ~~~~ン♡」

 


「どうした、テミン!
今行くぞ!」

 


ミノが縄跳びを投げ捨て
縁側に足をかけた時
キーが現れた

 


「ちょっと!
そのケーキはダメだよ!
人にあげるやつなんだから!」

 


「えーー、何それ~~」


「…あっぶねえとこだったぜ」
←ジョンヒョン

 

 


「みんなの分は小分けのケーキで
別に買ってあるから!


後で食べよ」


「あ!すごいじゃん!
Time Works Wondersって

有名なケーキ屋さんだよね?
こんな高そうなケーキ誰にあげるの?」

 


「すごいでしょ!
しかもホールケーキだからね!
めっちゃ高かったんだよ
イチゴとか金箔もかかっててさ!
奮発しちゃったよーー」


「すごいな
誰にあげんの?」


「ん?
ユノヒョンとチャンミニヒョン」


「「「「え!!」」」」

 


「うん、スーツケースを
貸してもらうんだけどそのお礼に、と
思って


今日はめちゃめちゃ忙しかったんだけど
どうしても二人に食べてもらいたくて
頑張って買って来たんだ


あ、もう直ぐ来るよ」

 


「「「「はいーーーー⁈」」」」

 

 


「た、大変だ!
部屋を片付けよう!
テミン!コタツの上の
みかんの皮を捨てろ!」


「えー、それ、オニュヒョンだよ~」


「オニュヒョン!
せめて、ジーパン履いて!
そのリラックススタイルは限度超えだ!」


「大丈夫だよ~~
二人とも忙しいから玄関で帰るって
連絡あったから」


「そうなんだ~でも
落ち着かねえなあ~~」

 

 

 


ピンポーン♪

 

 

 

 


「「「「「来た!」」」」」

 

 

 


キーは冷蔵庫から
大きなホールケーキの入った
手提げ袋を取り出し
玄関に向かった


ぞろぞろとその後を歩く
しゃいに兄弟

 

 

 


「いい?開けるよ?」

 

 


そう言いながら振り返ったキーの
手から垂直にケーキが
落ちて行くのを
全員の目が追いかけた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続く