eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟のいちご飴

 

 

 

 


「お、ジョンヒョン」

「あ、オニュヒョン」

「「おかえり〜」」

「「ただいま〜」」 


我が家に向かう坂道で出会った二人は
一緒に坂を上り始めた


オニュの手に下がるカサカサと音を立てる袋を見てジョンヒョンが言った


「ヒョン、また唐揚げ?」

「うん、お客さんに聞いて」

「本当に好きだね」

「ジョンヒョンが持ってるの何」

「へっへー」

「あ!アイスじゃん!
ファイブファイブの」

「奮発したぜ」

「ジョンヒョン君、すごいじゃん
みんな喜ぶぞ

待てよ、唐揚げに付けたらどうかな」

「...やってみたら?」


ハアハアと白い息をはき
坂道を登ってゆくと我が家が見えてきた


「あー坂道きっついわあ」

「歳だね」

「歳だな」


玄関を開けると暖かな空気と一緒に
甘い匂いが流れてきた


「「ただいま〜」」


「「「おかえり〜!!」」」


家の奥から家族の声が聞こえる

 

台所に入ると
ジャージ姿のミノと風呂上がりらしい
頭にタオルを巻いたキー
オニュの青い半纏を来たテミンが
テーブルを囲んでいた


「何?何やってんの?」

ジョンヒョンのアイスに気がついた
テミンとミノが袋に飛びついた


「いちご飴作ってんの」

「「いちご飴?」」


「うん、大将が今日は
いいいちごの日だからって大量に
いちご仕入れたんだけど
余っちゃってさ
お土産にくれたんだ」


「ありがたいね〜」

「で、なんでいちご飴?」

「テミンがさ、、、な?」


アイスを覗き込んでいたテミンが
顔を上げた


「アイス食べる?」


テミンの提案はスルーされ
キーが話し続ける

「いちご見てたらお祭りのいちご飴
思い出したんだってさ

はじめて行ったお祭りのね」