eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

キー君の事件簿②

 

 

 

 

 

 

パスンッ

 

 

 

 

 

 

 

 


軽やかな音を立てケーキは
着地した

 


混乱の極みに達した
しゃいに兄弟

 

 

 


「すごい綺麗に垂直に落ちたな!」


「生き残った感満載な落ち方だった」


「イケてるかも!開けてみよう!」


「よし!急いで確認しよう!」

 

 

 


ショックのあまり
動けないキーの代わりに
みんなが動き出した

 


箱をそう~と開けて覗きこむ
しゃいに兄弟

 


「あああーー‼︎
やはり、ダメージ大!
リカバリーは不可能と思われます!」

 

 


「……冷蔵庫にみんなで食べようと
思っていたカットケーキがあるから
それを渡そう


ミノ!
お願い!持ってきて」


やっと口がきけるようになったキーが
指示を出した

 

 


崩れたホールケーキは
玄関から見えない所に隔離され
動揺を隠せないままに
玄関の扉を開け放った

 


「よう」

 


そこには待たされたにも
関わらずニコニコと笑顔の
ユノとチャンミンが立っていた


「すみません、お待たせしました」


「ん?大丈夫だよ」


「なんか、騒いでたけど
何してたの?」


「!!!
や、あの、なんでもありません!
あのっ忙しいのに
わざわざ来ていただいて
申し訳ありませんでした!」


「いいんだよ、
ちょうど通り道だったし。
じゃあ、これね」


「うわあーありがとうございます!
助かります!

 


これ!
……これ!少しですけど
お礼の気持ちです
お二人で召し上がって下さい!」


キーはケーキの箱を差し出した


「おお!Time Works Wondersの
ケーキじゃん!


ありがとなーー‼︎
後でいただくな!」


「キー、ありがとな
ユノと分けて食べるよ


じゃあ、そろそろ行かないと」


「えーーー!
もう?
ユノヒョン、上がって行けばいいのにー」


「チャンミニヒョン~~
飲んでけば~~?」

 


「ありがと、でも行くとこが
あるんだ
また、今度な!」


ユノの腰に自然と腕を回し
引寄せながらチャンミン
くしゃくしゃっと笑った