eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計〜番外編⑤

 

 

 

 

 

 

 

八月〜テミンの夏休み

 

 

 

 


そこは駄菓子と文房具、
細々とした玩具が 所狭しと置かれた
小さな店で
店先にベンチがいくつも置いてあるので
子供達がよく集まる店であった

 

 


「俺が買ってやるよ
何がいい?」
ジョンヒョンの提案にキーは答えた

 

 

「ありがと
でも、テミンと約束したから。
俺が買うよ
テミナ、選びな」

 

 

テミンはお気に入りのジュースを
選び
三人はベンチに座りゴクゴクと 
飲み干した

 

 


「キーじゃん」

 

 


キーの同級生だった

 

 

「おお」 

 


「なんだよ、お前
今日来れば良かったのに」

 


日焼けしたのか赤い顔で話しかける友達は
肩に大きな荷物をかけ
ウキウキと話しかけてきた

 

 

「あんな豪華なホテルのプール
滅多に行ける機会ないのにさあ

超楽しかったぜ?」

 

 

「お〜マジで?
良かったじゃーん!今度じっくり
聞かせてくれよな」

 


「いいけどさ!聞くより行った方が
全然楽しいと思うけどね!
じゃっまたな〜」

 

 


「おお!またな!」

 

 


その様子を黙って見ていたテミンが 
問いかけた
「キーヒョン、プール行くはずだったの?」

 

 

「いや?全然行くつもりなかったよ」

 

 


「なんで?」

 

 

「なんでって、プール好きじゃないし」

 

 

「ウソ」

 

 

「シッ!テミナ
子供は何でも聞くね、全く!
なんでなんでって
なんでもなの!

わかった?」

 


テミンの唇を人差し指と親指で
摘みプルプルプルと上下させて
言い聞かせた

 

 


すると、黙っていたジョンヒョンが
「ミノのサッカー見て帰ろっか」
と言った

 


「まだ、やってるよね
ジュース、買ってってやろう」

 

 

俺が買うとジョンヒョンが
自販機にコインを入れ
三人は再び自転車に跨り
夕焼け空の下を走り出した

 

 

 

 

 

 

 


ミノが合流するぞ♡

 

 

 

 

 

 

 

続く