eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 70

 

 

 

 

 

 

こんばんはm(._.)m


こんばんは、この言葉の先から
何を書けばいいのか
言葉が出ず、ぼんやりしてしまいそうになる私であります

 


これから上げるしゃいに兄弟の話ですが
下書き保存していたのですが
それが一年前の日付になっており
そんなに時間が経っていたのかと・・・

 

 


終わらせてあげたいと思いつつ
そのままにしていました
番外編書いてますが
本編、終わってないのでね…

 

 

 

 


想像の中のみんなと会える方
良かったらご覧下さい


辛い方はスルーして下さいね

 

 

 


若干、時系列のねじれもあるかもですが、、、
突っ込み所もあるかと思いますが…
そして、超不定期ですが…


下記からお進み下さいm(._.)m

 

 


いつもありがとうございます
花より  m(._.)m

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


12月〜夕焚き火

 

 

 

 

 

薄桃色と半透明の水色が混ざり合う夕焼けが静かに空を染めていた

 

 


坂道の上に立つ平屋建ての住宅の庭から
白い煙が立ち昇っている

 


「あらぁ、キーちゃん、おかえり」

 

「あ、隣のおばさん
こんにちは、いつも家族が
お世話になってます

煙、出してすみません」


垣根越しに話しかける主婦に向かい
キーは頭を下げた


「いいのよ
この辺はまだ野焼きが
禁止じゃないんですもの

それにうちも昨日、やったのよ」


「ありがとうございます
あ、良かったら、これどうぞ」


キーはアルミホイルで包まれた物を
二本手渡した


「あらぁ!ありがとう
嬉しいわ〜

今回はのんびり出来るの?」

 


「はい、1ヶ月くらい予定してます」


「そう、皆さん嬉しいでしょうね
うちのキー君とも遊んでやってね」

 


「はい、ぜひ!また散歩に行かせて下さい」


「待ってるわよ〜」

 

 

 

 


縁側から裸足の足をサンダルに
突っ込んでオニュが庭に降りてきた

 


「お、焚き火?」


「うん、いらない材木溜まってたし


ヒョン、雨樋ちゃんと掃除してる?
たまにしないとだめだからね」

 


「雨樋ちゃんとは知り合いじゃないから」


「は?」


「だから雨樋ちゃんと掃除はしない」


「はあ?
・・・ああ、雨樋ちゃんね
ってなんで?知り合いですか?
雨樋ちゃんと?!
雨樋、ちゃんと!って言ってんでしょーが
分かってんでしょ?
もー、めんどくさい
あー、めんどくさい」

 


オニュは焚き火の側にかがみ込み
両手を火で温めた

 


「靴下、履きなよ〜」

 

 


オニュは裸足のつま先を
くにくにさせて返事をしなかった

 

 


「ただいまぁ」


「ねえねえ、まだ雪だるま立ってたよ」

 


玄関から縁側へ買い物袋をぶら下げ
雪かきをされた細い道を通り
ジョンヒョン、テミンが喋りながら帰ってきた

 


「おかえり、買ってきてくれた?」

 

 


「じゃじゃ〜ん!」
ジョンヒョンが袋を左右に振った

 


「あと、大将がリンゴくれた」
テミンが膨らんだポケットから
リンゴを次々に出してみせた

 


「おお!やったあ!
テミン、マーガリンと砂糖とアルミホイル持って来て」


「ええ〜」


「ついでにアイスしまってきて」


「ええ〜
アイスなんて雪に埋めときゃいいじゃん」

 

「まあまあ
テミナ、行こうぜ」
ジョンヒョンが両手いっぱいにリンゴを
抱えたテミンに声をかけ
縁側へと回った


「あ!だめだ、リンゴ切らないとだめじゃん!
ヒョン、俺も台所行くから
火見張ってて」

 


オニュはうんうんと頷き
キーから長い枝を受け取り
使い古されたベンチに
腰を下ろした


背を丸め
火をぼんやり見つめるオニュの顔に
炎の影がゆらゆらと映し出されていた