eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 55

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

十月~数珠玉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「ただいまー!」

 

 

 

 

 


玄関を開けると香ばしい匂いで
満ちていた

 

 

 

 

 


「テミン、おかえり!」


「良い匂いーー」


「今日は餃子パーティだぜー!」


「やったあ!」

 

 

 

 

 

 

 


五人の男たちの胃袋を満たす
餃子の量は半端なく
テーブルに広げたホットプレートで
焼き
ガスコンロでフライパンを総動員して焼いたが
焼くそばから餃子は消えていった

 

 

 

 


「ウッマ!!」

 

 


「キーヒョンの餃子、マジうまい」

 

 


「俺、やっぱ天才かもしれないな」

 

 


「キー君、俺の唐揚げ屋と
コラボしない?」

 


「ええーー
俺、ダンサーなんだけど!」

 

 


「ああーー餃子が美味いから
飲みたくなった


テミン君、10円あげるから
ビール持ってきて」

 


「今の俺が10円で動くと思うの?
幼稚園児じゃないんだからさ
100円くれなきゃ動かないよ」

 

 


100円で動くのかよという
キーの突っ込みはスルーされ
オニュとテミンの契約は結ばれて
ビールが運ばれた

 

 

 


「これ、明日ニンニク臭えの確実な」

 


「ニンニクに怯えるな!
みんなで臭けりゃいいじゃん別に」

 

 


「いや~オニュヒョン
オニュヒョンは
やばいっしょ
タクシーという密室での口臭攻撃は
やばいっしょ
だから、もう、食べない方がいいよ!」

 


「あっ!!ミノ!!
俺が育ててた餃子だぞ!
出せ!吐き出せ!」

 


「もー、うるさい
まだまだたくさんあるでしょ


ほら、ヒョンこれ、食べな」

 

 


「キー君、餃子をぎょうざんくれて
ありがとー」

 


「…ハハッ」
ややウケしたキーに軽く笑われたが
結局そのダジャレが突然
流行りだし
餃子をぎょうざん下さい、と連呼する
兄弟たちであった