eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 14

 

 

 

 

 

 

 

 

三月~浅春

 

 

 

 

 

 


風呂場からの賑やかな
笑い声を聞きながら
三人は最後の準備の仕上げに入った

 

 

 

 

 


「オニュヒョンのお出ましでーす」

 

 

 

 


テミンの前触れで
風呂上がりでピンク色になった
オニュが現れた

 

 

 


「ヒョン!
お疲れ様です!
こちらへどうぞ!」


「ヒョン!
風呂上がりの一杯を
どうぞ!!」

 

 

 


タツの一片に背もたれ付きの
座椅子が置かれ
小さな泡が立ち上る
冷えたビールが置かれた

 

 

 


「なんなの?
俺、もう、寝たいんだけど…」

 

 

 


訝しがりながら座るオニュ

 

 

 

 

 


「まあまあ、お疲れでしょうから
まずはググッと!」

 

 

 


上唇に白いヒゲをつけて
オニュは飲み干した

 

 

 

 


「よ!ヒョン!
良い男!!どんどん飲んで!」


「お腹も空いたよね
疲れた胃袋を温める
野菜たっぷりうどんがあるからね!」


「僕、ヒョンの肩、揉むぅ」


「あ!ずるいぞ!
じゃあ、俺は腕をもらう!」


「えーー、じゃあ、俺 背中!」


「じゃあ、俺、足しかないって事?
出遅れたでござる!」


座椅子から引きずり出され
ワラワラと群がる兄弟に
もみくちゃにされるオニュ

 

 

 


「ねえ!


ねえ?
なんなの?なんなの、これ⁈


誰か答えてー!」

 

 

 

 

 

 

 


「なんなの?と、聞いたあなたに
アンサータイム!!

 


本日家庭内オークションを
開催する運びとなりました事を
You!You、You、You!!
あなたにお知らせ致します!


おっにゅっっぅぅうっーー!!」

 

 

 

 


オニュ以外の兄弟が
ヒューヒュー!と囃し立てながら
タツの周りをぐるぐると
インディアンのように
回っていた