eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三月~浅春

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「あーー、やばい
金がない…」


「俺もない」


「俺はある、だけど使わない」


「そういう言い方するなら
俺だってそうなんですけど」


「そうだぞ、あるにはあるけど
使えないんだから、
無いのと一緒だ」


「……あれ、するか
久々に」


「あれ?
えーー、あれ、
後で後悔する率が高いんだよなあ」


「…でもさ、、、
今日、オニュヒョン夜勤明けじゃん?」


「……夜勤明け、だな…」


「…ふふふ、お主達もワルよのう」


「いえいえ、あなた様程では…」

 

 

 

 

 


タツに集まるしゃいに兄弟
何やら悪い笑顔で悪代官になりきっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「ただいまー」

 


帰ってきた!と
全員で出迎えた

 


「おっかえりーー!
ヒョーーーーン、会いたかったー!」

 


「お、おお
ミノ、た、ただいま」

 


ミノを押しのけジョンヒョンとテミンが
まとわりついた

 

 

 

 


「オニュヒョン、昨日の夜以来だね
元気だった?」


「……?
元気だよ?」

 

 


ジョンヒョンの問いかけに
若干、引き気味なオニュの背中に
テミンが飛びついた

 


「うお!!
テミナ、何だよ!」

 


「オニュヒョン、お風呂に連れてって」


「は?」


「オニュヒョンのお背中、全力で
洗わせていただきます!
何なら前も!」

 


「あ?
ああ…そうなの?


まあ、風呂は入るけどね」

 

 

 


オニュの背中に張り付いたまま
振り向いたテミンは
ジョンヒョン、ミノ、キーに
ピースサインを送り
三人は親指を立て二人を見送った

 

 

 

 

 


夜勤明けのオニュは
いつもより
ちょっと無防備で
ちょっとハイテンションで
ちょっとだけ甘えん坊になる傾向があった