キー君の事件簿③
二人の乗った車が角を曲がるまで
お見送りをしたしゃいに兄弟
「あああ、やっぱり格好良いなあ~~
ユノヒョンとチャンミニヒョン」
「だよね~
見てはいけない物を見てしまった
スリルを感じるよね」
「テミン君、お前、それ絶対
二人の前で言うんじゃありませんよ」
「なんで?」
「…みんな…ごめんね」
キーが項垂れて立っていた
「すっごい綺麗な落ち方だったよな!」
「もしかしたらイケるかも!って
夢を見させる落ち方だったよな!
さすがキーだぜ」
「しっかし、珍しいよな
キーがやらかすのはさ」
「そうだよねー、あれは
テミンパートだよな!」
「何それ~~ぶぅー」
隔離されていたケーキを回収し
五人はリビングに戻り
箱から取り出した
「おおーー‼︎豪華絢爛な名残りを感じるぜえ!」
「すっごいよね、金箔も付いてるしさ!」
「でっしょ~
ああああ、このケーキを渡したかったなあ」
「まあまあまあまあ、おキーさん」
「何キャラだよ」
「うっまああーー‼︎」
「すっごい美味しい、金箔も付いてるしね」
「お前は金箔に流されすぎだぞ」
「ねー、キーヒョン、今日のご飯何~?」
「あ!お前俺の場所に座んなよ」
「テミン君、10円あげるから
台所から酒を持って来なさい」
「セッコ!
10円て何‼︎俺は10円じゃ動かない男なんだよ~残念でした~
ああ、セコ‼︎」
「じゃあ15円でどう?」
「ハイ⁈」
「俺が持ってきてあげるよ!オニュヒョン!もちろん金はいらないよ!」
「ミノくーーん、君はいい子だなあ」
「ちょっと待ってよ、俺とオニュヒョンの
駆け引きに乗り出すつもり?
ミノヒョン、危ない男だね~」
「じゃあ、競争だ!
行くぞ!テミン!」
←聞いてない
コタツを揺らし
駆け出して行く二人
ジョンヒョンはソファに
寝転び本を読み始めた
回覧板でーすの声に
縁側から出て行くキー
コタツの天板にあごを乗せ
背中を丸めるオニュ
壁にかかる柱時計は
カッチコッチと時を刻み続けている
しゃいに兄弟の屋根の下は
今日も平和であった
おしまい♡
ケーキ垂直落下事件は
リアルに私がやらかした話です
( ;∀;)
今回、文字数制限がかかり
3話に分けました
なんとなくアメブロの調子が
変な気がするんだよなーー
しかも、一度記事を消してしまい…
すごいショックでした
初めのをあげたかった…