シムのOOPS!②
「ユーノ!
もう、来ちゃうよ?
髪乾かして」
「はいよ~」
ピンポンと来訪を告げるチャイムが鳴り
玄関へ二人は向かった
「いらっしゃーい」
「ひょーーん!!」
「おお、ミノ~」
「ユノヒョン!」
「テミナ~」
「お邪魔します!
今日はよろしくお願いします!
これ、お借りしていたスーツケースです
本当にありがとうございました!」
深々と頭を下げるしゃいに兄弟
←マンネ以外
「うっす!
こちらこそ、持って来てくれて
サンキュー!
さあ上がれ
お?土産?悪いね、キー
でかいホールケーキだな!」
「おお、ジョンヒョンの革ジャン
いいね!え、何?ギター持ってきたの?
へえ~後で弾いてよ」
「オニュー!リーダーオニュ!!
君はいつも、変わらないね
え!何よ、餅持って来てくれたの?
重た!!
悪いね、ありがと」
餅、オニュの汗入りだよ~と言うテミンに
蹴りが飛んだりしながら
どやどやとリビングに入った
しゃいに兄弟はキョロキョロと
見回した
「うわー!
広くて綺麗だな!」
「コタツがないね!
ねえ、このドアはなんのドア?」
テミンが何のためらいもなく
扉を勢いよく全開にした
クイーンサイズのベッドが
全員の目に飛び込み
「テミン君~?
勝手に開けちゃだめダロウ~?
Are you OK~?」
しゃいに兄弟の年長グループが
慌てて扉を閉めキーがテミンに
言い聞かせていた
「すっごいデカいベッドだったね!」
「チャンミニヒョン!!!
お土産、開けてみて下さい!!」
キーがテミンをねじ伏せるように
割り込み
話を変えた
ケーキの箱に取り掛かる後ろで
テミンは兄弟に囲まれ
ヒソヒソと小会議に入っていた
「いいか、テミン?
来る前に約束したよな?
余計な事は言わない、しない!
な?わかるだろ?な?」
「俺、余計な事なんてしないよ!
してないでしょ?でしょ?」
「……まあ、、いい
俺たちで気をつければいい事だ
お前はそのままでいいんだよ
テミン」
結局、マンネ溺愛な兄弟であった