eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

天泣 18

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハニ〜...」

 

「いやっ!」

 

 

 

 

キーはナイフの刃先を上に向け
立っていた

 

 

 

 


「罰は代わりに僕が受けるよ」


「...え?」

 

「君の代わりに、、
僕が罰を受けるんだ」

 


虚ろに笑うキーは完全に正常から
異常へとラインを踏み越えていた

 

 

「なに?罰って、何?」


「誓約書だよ、ハニ」

 

 


キーはナイフを振りかざすと
自分の太ももに深々とナイフを
突き立てた


何の躊躇いもなく
振り落とされたナイフが
肉を切り裂く

 


声にならない叫びを上げ
ハニはキーの所へ飛び出した

 

床に倒れ込んだキーは
足からナイフを引き抜き
再び突き刺した

止める間も無かった


鮮血が飛び散り
床に血溜まりが広がり始める

 


「キーさん!」


やめて!やめて!!と
キーからナイフを奪い取り
ハニは手をぶるぶると震えさせながら
救急車を呼んだ

 

 


「ああ・・・ハニ...

良かった

良かったよ

君に
こんな思いをさせなくて...」

 

 

ハニの頬に手をやり
キーは微笑んだ

 


「罰は、僕が、受けたからね…」

 

 

 

ハニは血止めを施しながら
はらはらと涙を流した

 

 


「だから、どこにも行かないで
ハニ...」