eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

天泣 9

 

 

 

 

 

極端に物が少ない家は
掃除や片付けもすぐに終わってしまう


ハニはベランダからぼんやりと
空を見上げていた


背後の窓にかかるカーテンが
風に煽られ、パタパタとはためく

青い空には小さな雲が
可愛らしく浮かんでいる


目を下にやると
小さな人影がいくつも見えた

道路では絶え間なく車やバイク
自転車が通行している

ハニは背伸びをして
手を下に伸ばす

 


このまま、落ちたら、、、

 


昨日も、一昨日も外に出ていなかった

首筋に残るきつく吸われた跡が
消えるまでは
外に出たらだめだよ、と
柔らかなベッドで揺らされながら
キーに釘を刺されていた

 

「ハニ...君が愛してるのは誰」


「何で、どうして、聞くの?」


「聞きたい」


「毎日、言ってます
キーさん、私が...信じられませんか」


柔らかなハニの乳房を両手で
包みゆっくり乳首に舌を伸ばす


「聞きたい」


「愛してます…キーさんを、愛してる」

 

ハニの乳房から顔を上げたキーは
悲しそうに顔を歪めた


「キーさん、どうして?」

 

「ハニ
僕は君の全部が欲しい」


「全部、全部です。」

 

キーは無言でハニの体をうつ伏せにし
背後から貫く

 

キーがどんな顔で
どんな思いで抱くのか
もはやハニにはわからなかった

キーが満足するまで
自分の体を差し出していた