eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

Rainy Blue 12

 

 

 

 

オニュはシーンとした部屋に戻り
同じ場所に座ったままのアオを見て
ゴクリと唾を飲み込んだ

 


「アオ、俺の部屋、行こう」

 

 

こくんと頷きオニュの後をアオはついてきた


ダンボールが積み重なり
布団が敷いたままのオニュの部屋にアオを入れ
扉を閉めた

「お布団しかなくなっちゃったね」


オニュはテミンに言われた言葉を
思い出し
今こそ見栄や恥じらいを捨てて
アオに話すべきだと感じた

 


「アオ、聞いて
言っておきたい事がある」


胸をドキドキさせながらも
言葉を選び真剣に話しかけた

「俺の特別はアオだけ

今は離れなくちゃならないけど
また一緒に過ごせるように全力で頑張る

俺、建築系の仕事に就きたいと
思ってる
測量技師になれたらいいと思ってるんだ
たくさん資格を取って
必ずなるから

 

だから、、、


つまり、必ず迎えに来るから
待っててくれる?」

 


「うん、…待つよ
ずっと、待ってる

それに、私も毎日精一杯
過ごす」


「他の男に付いて行ったり
騙されたりしちゃダメだからね?」

「オニュ、私はオニュだけのものだよ」

「アオ、心配なんだ
お前は綺麗になりすぎた」

「オニュにそう見えているのは
嬉しいけど…私は昔と同じ
何も変わってないよ」

自己評価の低い
アオを抱き締めオニュは途方にくれた

「オニュ…私、今日は後で
後悔しないようにって
思ってる

気持ちを偽らないって決めてきたの

だからね…」

「ん?」

「オニュが欲しい

オニュに触られたい

オニュを触りたい

 


オニュに…抱かれたい」

最後は小さく囁く声だったが
真っ直ぐにオニュを見つめてきた

下半身に直撃するアオの眼差しに
オニュは目を細めアオににじり寄った


「アオ…いい匂い
シャワー浴びた?」

「…浴びた
オニュが触ると思ったから」

「触っても、いい、の?」

「うん、いい…
でも、キスからしたい

たくさん、オニュとキスしたい」

オニュはアオに飛びかかりたくなる自分を抑え
長年の想いが叶い結ばれた途端に
離れなくてはならないこの愛しい人に
気持ちを込めてゆっくりと口づけを始めた