eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

待ち合わせ 21

 

 

 

 

 

 


オニュはテミンを背負い
2人が暮らしてきた納屋へ帰ってきた


歯を食いしばり
テミンの体を清め
髪を優しく梳かした

 

 


納屋の裏手にある林の中に
穴をほりテミンを横たえた


獣に荒らされないよう深く掘った穴の底に横たわるテミン


テミンが急に起きるのではないかと思い
なかなか
離れる事が出来なかった

 

 

テミン、テミナ
すぐに行くからな
いつも待たせてごめんな

テミン テミン テミン


ぶつぶつと呟きながら
土をかけるオニュは孤独で


ザッザッと土がテミンを少しずつ覆い隠し
土に完全に隠されたとき

オニュはこの世に生きる意味を失った

 

 

 

 

部屋へ帰ると掃除を始めた
床を掃き 窓を磨き
布団を丁寧に畳んだ


テミンの貨幣
自分が稼いだ少しばかりの金を
床に置き
部屋にお辞儀をして出て行った

 

 

 

 

 

 

オニュには、もう、金は必要なかった