Rainy Blue 24

「ッアオ⁉︎」

こんな事は今まで一度もした事が無かった

さらさらと髪を揺らしオニュをほう張り
アオは頭を上下させていた

アオの唇を象る自分の性器を見て
頭が沸騰しそうな興奮を覚えたが
アオのあまりの必死さにブレーキがかかった

アオの肩を強く掴み
下半身から離れさせた

唇を光らせたアオは
目の焦点が合っておらずぼんやりしていた

「アオ
どうしたの

抱くから

ちゃんと抱くから話してみて」

しかし、アオは頭を振り
「オニュ、とにかく
抱いて欲しいの

わからない…？」

「アオ…
後で話してくれるよね？」

それには答えずアオはオニュをじっと見つめ
頬に手を伸ばしてきた

「オニュ、会いたかった」

アオを引き寄せ
ゆっくり唇を合わせた

舌を絡めアオの体をきつく抱きしめた

「オニュ、全部
全部触って
頭の先からつま先まで…ね？」

ああっと息を吐き
アオを組み敷いた

アオの望み通り
体の隅々まで愛撫をしていった

よく見ると体のあちこちに
打ち身のような治りかけの痣や
擦り傷があり
「アオ、これどうしたの」

「自転車で転んじゃった
痛かった…

オニュ、たくさん触って
そしたら、早く治るから」

「ドジだなぁ
気をつけてよ 

優しく、ね
たくさん、ね」

治りかけの傷に舌を伸ばし
優しく舐めあげた
何処に触れてもアオは体を震わせ
オニュの名前を呼び続けた

「オニュ、今日はそのまま挿れて」

「…だめだよ、アオ」

「大丈夫だから、お願い」

「アオ、だめだ
アオにリスクが高すぎる」

「……どうしても？」

「どうしても」

アオの要求を聞き満足するまで
愛撫を続けた

「ああ、オニュ
もう、挿れて」

こんな事を言うアオも初めてだった

アオと見つめ合い
キスをしながら挿入した

「オニュ？
気持ちいい？」

「ああ、アオ
最高…」

「…動いて」

優しく乳房を揉みしだきながら
腰を揺すった

「オニュ…そのまま
ゆっくり動いてて…
すごく 気持ちいいの…」

喉元を晒しアオは集中していた

「ああ…オニュ」

「ん？」

「オニュ、愛してる

オニュが好き…

愛してる
オニュ…
あぁ、、、」

「アオ、気持ちいいの？」

「ん、いい…

オニュ…
すごく…
いい

あ、あぁっ」

アオは唇を半開きにし
自分の快感に集中していた

太ももが震えオニュを受け入れている
場所が痙攣していた

掠れたアオの喘ぎがオニュを
煽り立て自分の性器が膨張するのを感じた

オニュの背中に回されたアオの手に
力が入り痛みを感じるくらいに縋られた

「ッアオ！」

オニュはセーブ出来なくなり
アオの体をきつく抱き込み激しく打ち付けた

「アオ、もっイクよ」

オニュが自分を解放し快感に翻弄されていると
嗚咽が聞こえてきた

アオが泣いていた