eggonewのブログ

SHINeeオニュ的な

しゃいに兄弟の砂時計 27

 

 

 

 

 

 

 

六月~初夏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


新聞配達奨学生であるミノは
毎日の新聞配達、という
仕事があった

 

 

 

 

 


怪我をした場合、
代わりに配達してくれる
システムはあったが
迷惑をかけたくない、という
しゃいに兄弟の話し合いの結果
二週間だけ年長者二人で
都合をつけ交代でミノの勤務先に
行く事にした

 

 


配達は、すぐには役立たないため
内勤をやらせてもらい
そこで浮く人手を配達に回そうと
いう話にまとまった

 

 

 

 

 


「本当にごめん、迷惑かけて」

 


「ほんの二週間だ
ミノは今まで頑張ってきたんだから
たまに休めて良かったよ」


「本当の社会人のスキルを
見せつけてやるぜ」

 


すでに寝不足な日々を一週間過ごした
二人は疲れの滲む顔をしていたが
ミノの前では常に前向きだった

 

 

 


「オニュヒョン、ジョンヒョン、
ありがと」


「まったくもう!
みんな、甘いな
お礼はがっぽりいただくよ」

 

 

 


「お前は関係ないだろう!
テミナ!」

 

 

 

 


誰もが、キーがいたら、そう思っていたが
決して口には出さなかった

 

 

 


ソファで安静にするミノの周りで
しゃいに兄弟は集まり
一時の休息を味わっていた