待ち合わせ 6
テミンは熱を出しきると
息苦しさも治まってきたようで
落ち着いた呼吸に変わり
ゆっくりと睡眠しているようだった
神様
ありがとうございます
たったひとつの自分の光
テミンが無事に回復に向かいそうで
オニュは感謝の祈りを囁いた
「オニュヒョンー
なんか今日のスープ味がしないねー」
「これはな、テミン
今流行りの健康法なんだ!!
具材の味だけでいただくのが体に良いんだ!」
「具材って…
葉っぱが浮いてるだけじゃん」
「……テーミナァ
ごめん!
塩がさ、もう無いんだ
でも!
すぐに買えるようになるからな!
肉入りスープも作ってやるからな!」
本当ー?と喜ぶテミンを見ながら
今日こそ、仕事を見つけねばならない
そうしなければならないんだと
決意していた